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エビとカラス

満賀日本昔ばなし「エビとカラス」

あらすじ:

昔々、とある沼にエビが住んでいました。エビは自分が沼で一番強い生き物だと思っていました。ある日、エビは沼の上を飛んでいるカラスを見て、その翼に憧れました。

「なんて自由なんだ!私もカラスみたいに空を飛びたい!」

エビはカラスに飛び方を教えてほしいと頼みました。カラスはエビのわがままさに呆れましたが、しぶしぶ承諾しました。

カラスはエビの甲羅に枯れ枝を乗せ、空に飛び上がりました。最初、エビは怖がって枝にしがみついていましたが、だんだん楽しくなってきました。沼の景色が小さくなっていくのが見られて、気分爽快でした。

しかし、飛び疲れたエビは、カラスに「もう疲れたから、降ろしてほしい」と言いました。カラスはエビの願いを聞き入れ、沼に戻しました。

沼に戻ったエビは、自分が勘違いしていたことに気づきました。カラスは空を飛ぶために翼を持っているのに、自分には翼がありません。自分はお調子者で、身の程知らずだったのです。

教訓:

  • 身の程を知る: 自分の能力と限界を理解すること。
  • わがままだと失敗する: 無理な要求をすると、かえって損をする。
  • 自由には代償がある: 自由には責任が伴う。

ねこ岳の怪

まんが日本昔ばなし『ねこ岳の怪』

概要

「ねこ岳の怪」は、まんが日本昔ばなしで放送された第783話のエピソードです。有名な日本の民話を基に作られており、怪しげな猫岳に隠された秘密を描く物語です。

あらすじ

昔、とある村の近くには「ねこ岳」と呼ばれる山がありました。ある日、村はずれの畑に毎晩現れて作物を荒らす化け物が現れます。村人たちは恐れ、困り果てていました。

そこで、勇敢な若者が猫岳に化け物退治に向かいます。若者が山深く入っていくと、巨大な岩の洞窟が目に入ります。若者は恐る恐る洞窟に入ると、そこには巨大な猫がいました。

若者は猫に戦いを挑みますが、猫は強大で若者を圧倒します。その時、若者の懐に入っていたお守りが光り、猫を退治します。化け物は退治され、ねこ岳の怪は解決しました。

登場人物

  • 若者:村の勇敢な若者
  • 猫:ねこ岳の怪
  • 村人:作物を荒らされる村人

教訓

この物語は、勇気と知恵があれば、どんな困難も乗り越えられることを教えてくれます。また、他人を恐れたり、迷信を信じることよりも、自らの力を信じて立ち向かうことが大切だということを暗示しています。

関連する民話

「ねこ岳の怪」は、日本の有名な民話「猫岳」を基にしています。この民話は、化け物が村を襲うという共通点がありますが、退治の方法や登場人物の設定は異なります。

声優

  • 若者:古川登志夫
  • 猫:大塚芳忠
  • 村人:飯塚昭三

ぶよの一時三年

『ぶよの一時三年』

あらすじ

じいさん(金持ち)とばあさん(貧乏)が夫婦でした。ある日、ばあさんが恵方巻きを赤飯で作り、じいさんは自分の分だけ白米で巻いて食べます。不満だったばあさんは、じいさんが留守の間に恵方巻きを奪おうとしましたが、恵方巻きは妖怪のぶよに奪われてしまいました。

ばあさんはぶよの後を追いますが、ぶよはばあさんを洞窟の中に閉じ込めてしまいます。そこにはたくさんの恵方巻きが隠されており、ばあさんはそれらを食べて3年間洞窟の中で過ごします。

3年後、ばあさんが洞窟から出ると、じいさんの家は荒れ果て、じいさんは貧しくなっていました。ばあさんが恵方巻きを食べたことを聞くと、じいさんはそれを奪おうとします。しかし、ばあさんは恵方巻きを投げ捨ててつぶします。

その後、ばあさんは恵方巻きを食べずに3年間生きていることによって得た若さを取り戻し、じいさんは貧しさに苦しみながら一生を終えます。

教訓

  • 欲張りはいけない
  • 他人のものを奪ってはいけない
  • 努力すれば報われる
  • 見かけに惑わされてはいけない

登場人物

  • ばあさん:貧乏で欲張りな老婆
  • じいさん:金持ちで腹黒い老人
  • ぶよ:恵方巻きを奪う妖怪

その他

  • 『まんが日本昔ばなし』の第264話として放送されました。
  • 原話は、日本の民話「一時三年」です。
  • 恵方巻きを食べるのは節分の行事です。

ねずみと爺さ

ねずみと爺さ(まんが日本昔ばなし)

あらすじ

貧しい爺さんが餅つきをしていました。すると、小さなネズミがやってきて、杵を盗もうとします。爺さんはそれを叱りますが、ネズミは謝って手伝うと約束します。

ネズミは杵の代わりに自分の尻尾をくわえて餅をつき、爺さんを助けます。爺さんはネズミの働きに感心し、お礼に餅をあげます。

その後、ネズミは爺さんの家に住み着き、共に仲良く暮らします。ある日、山で木こりが困っているのをネズミが助け、お礼に大量の米をもらいます。

爺さんとネズミは米で大金持ちになり、仲良く暮らしました。

登場キャラクター

  • 爺さん: 貧しいが心優しい高齢男性。
  • ネズミ: 小さなネズミで、機転が利き、働き者。
  • 木こり: 山で木を切っている男性。

テーマ

  • 助け合いの精神: ネズミと爺さんがお互いに助け合い、困難を乗り越える。
  • 小さな存在の意外な力: 小さなネズミでも、人々を助ける力が持てる。
  • 報恩の大切さ: ネズミが爺さんの kindness に対して、米で報いる。

教訓

  • 誰であっても、助けを必要としているときは助け合うべき。
  • 外見に惑わされず、どんな存在にも可能性がある。
  • 善行は必ず報われる。

備考

  • この話は、古くから伝わる日本の昔話「ねずみの恩がえし」を基にしたもの。
  • まんが日本昔ばなしでは、1975年10月26日に放送された。
  • 2005年には、この話を基にしたアニメ映画「ねずみ物語」が公開された。

牛鬼淵

「牛鬼淵」

あらすじ

昔々、山奥に「牛鬼淵」と呼ばれる深い淵があり、夜になると牛鬼という恐ろしい鬼が出没すると言われていました。ある村に、清兵衛という貧しい百姓がいました。清兵衛は牛鬼を恐れず、夜になると淵のほとりに馬を放牧していました。

ある夜、清兵衛の馬が淵に落ちてしまいました。清兵衛は淵に飛び込み、馬を助けようとしましたが、そこに牛鬼が現れました。牛鬼は清兵衛を襲おうとしましたが、清兵衛は馬に乗って淵から逃げ出しました。

牛鬼は清兵衛を追いかけ、村に攻め込んできました。村人は牛鬼を退治しようとしましたが、牛鬼は強すぎてかないません。そこで、清兵衛が牛鬼を退治することにしました。

清兵衛は馬にまたがり、淵に戻りました。牛鬼が清兵衛に襲いかかると、清兵衛は馬を巧みに操って牛鬼をかわしました。そして、ついに淵に突き落として倒しました。

牛鬼が倒された後、村は平和になり、牛鬼淵は二度と人々を悩ませることはありませんでした。

登場人物

  • 清兵衛: 貧しい百姓で、牛鬼を恐れずに馬を放牧していた
  • 牛鬼: 牛の頭と鬼の体を合わせた恐ろしい鬼
  • 村人: 牛鬼に悩まされていた村人

教訓

  • 勇気と知恵があれば、どんな困難にも打ち勝つことができる
  • 恐怖に負けてはならない
  • 正義は必ず勝つ

荒坂長者

『荒坂長者』のあらすじ

昔、荒坂という村に、貧しい長者の元に、因果応報の神様であるお釈迦様が乞食の姿で訪ねました。長者は財産はあるものの、心が貧しく、お釈迦様を追い返しました。

一方、長者召使いの善吉は、お釈迦様を親切に迎え入れ、少ない蓄えを差し出しました。お釈迦様は善吉の善行に感銘を受け、彼に金のなる木を与えて去りました。

長者は金のなる木を奪い取り、自分だけの財産にしようとしました。しかし、お釈迦様の教えは人の心によって財産が左右されることを意味していたのです。

金に執着した長者は、木の世話を怠り、金のなる木は枯れてしまいました。一方の善吉は、木を大切に世話し、巨万の富を得ることができました。

登場人物

  • 荒坂長者: 心が貧しい金持ち
  • 善吉: 長者の使用人で心優しい
  • お釈迦様: 因果応報の神様

教訓

この物語は、人の心によって財産が左右されることを教えてくれます。また、富は大切なものではありますが、あまり執着すると不幸になることもあることを示しています。

その他の詳細

  • この物語は、仏教の「因果応報」の思想に基づいています。
  • 「金のなる木」は、富と繁栄の象徴です。
  • 善吉は、貧しいながらも心が豊かな人物です。
  • 長者は、自分の利益しか考えない、貪欲な人物です。

隠れ島の婿さま

「隠れ島の婿さま」

あらすじ:

あるところに、優しいが貧しい青年・紋次が暮らしていました。ある日、紋次は森の中で傷ついた白鳥を助けました。すると、白鳥は美しい姫に変身し、紋次を隠れ島に連れて行きました。隠れ島には、姫の父である竜宮の王様が住んでいました。王様は紋次を気に入り、娘の婿にすることを決めました。紋次と姫は結ばれ、幸せに暮らしました。

登場人物:

  • 紋次: 優しいが貧しい青年。
  • 姫: 竜宮の王様の娘。傷ついた白鳥の姿で現れる。
  • 竜宮の王様: 隠れ島に住む竜宮の王。

教訓:

  • 親切は報われる: 紋次は白鳥を助けたお陰で、姫と結ばれて幸せになりました。
  • 身分の違いは関係ない: 紋次は貧しい青年でしたが、姫と結ばれて王様になりました。
  • 運命は思いがけないところにある: 紋次は森で白鳥を助けたことで、人生が一変しました。

その他の特徴:

  • 舞台: 江戸時代。
  • 原作: 「民間説話」
  • 放送: 1976年

備考:

  • 「隠れ島」は、浦島太郎伝説で知られる「乙姫伝説」に類似しています。
  • 白鳥が姫に変身するモチーフは、「鶴の恩返し」や「みにくいアヒルの子」など、世界各地の民話に見られます。

三合ばば

『三合ばば』あらすじ

昔々、ある貧しい家に二人の兄弟がいました。兄は怠け者で、弟は勤勉でした。ある日、兄弟は山で薪を集めていました。すると、弟の前に見知らぬ老婆が現れ、「この箱に入れてお前の望みがかなう。ただし、3合(約540cc)分のものを入れなければ、お前の首を切る」と言いました。

弟は老婆に言われるままに、わずかな米と豆を入れました。すると、箱はたちまち黄金でいっぱいになりました。弟は喜んで黄金を持って帰りました。ところが、兄は弟の話を聞いて、欲張りになり、米と豆をたくさん詰め込みました。しかし、箱は何も現れず、兄は老婆に首を切られてしまいました。

登場人物

  • 弟: 勤勉で善良
  • 兄: 怠け者で欲張り
  • 三合ばば: 神秘的な老婆
  • 百姓: 兄弟の父

教訓

  • 欲張りは身を滅ぼす
  • 勤勉は報われる
  • 与えられたものは大切に使うべき

その他の特徴

  • この話は日本の民話であり、多くのバージョンがあります。
  • 「三合」は、江戸時代に米の計量に使われていた単位です。
  • 「ばば」は老婆を意味する言葉です。
  • この話は、日本の文化において貪欲や傲慢に対する戒めとしてよく語られています。
  • この話は、スタジオぴえろによって制作されたアニメ『まんが日本昔ばなし』でアニメ化されています。

播磨のめっかい

まんが日本昔ばなし『播磨のめっかい』

あらすじ

播磨の国(現在の兵庫県)には、おっとりとした性格の貧乏農民の源太が住んでいました。ある日、源太が畑を耕していると、土の中から光る玉が掘り出されました。源太はそれを家に持ち帰り大切に保管しますが、実はそれは魔法の玉だったのです。

ある夜、玉から美しい女性が現れ、源太に「この玉は”めっかい”といって、なんでも自由にできます。ただし、欲張らずに正直に使いなさい」と告げます。源太は喜び勇み、めっかいを使って次々と願い事を叶えました。

しかし、次第に源太は欲に目がくらみ、金持ちになりたい、権力者になりたいなどと願いごとをするようになります。やがて、めっかいの力は源太の傲慢さと欲深さを反映し、暴走を始めます。

源太の願いが暴走した結果、播磨の国は洪水や干ばつ、疫病に襲われます。人々は困り果て、源太のせいだと責め立てます。そこで源太は、自分の行いを反省してめっかいを使わなくなります。すると、めっかいは元の美しい女性の姿に戻り、「あなたはもう、めっかいを使うことはできません。しかし、あなたに教訓を与えるために、私はここに残ります」と言って姿を消します。

教訓

  • 欲張らない
  • 正直に生きる
  • 力は責任を持って使う

登場人物

  • 源太: 貧乏農民
  • めっかい: 魔法の玉
  • 女性: めっかいから現れる女性
  • 村人: 源太の隣人

制作スタッフ

  • 原作: 日本の昔話
  • 脚本: 山崎晴哉
  • 絵コンテ: 原恵一
  • 演出: やすみ哲夫
  • 作画監督: 高倉為生
  • 音楽: 横山菁児

放送情報

  • 放送局: フジテレビ
  • 放送期間: 1975年10月12日 – 1994年10月24日

その他

  • 『播磨のめっかい』は、「欲深さゆえに大切なものを失う」という人間の愚かさと教訓を描いた古典的な物語です。
  • この話は、室町時代に成立した御伽草子(おとぎぞうし)『鉢かづき』を基にしています。
  • 『まんが日本昔ばなし』では、第116回として放送されました。

虹の渡し舟

まんが日本昔ばなし『虹の渡し舟』

あらすじ:

昔、川の流れが急で渡るのが困難な村がありました。ある日、村人たちが川を渡ろうとすると、空に美しい虹がかかりました。すると、虹のふもとに舟が現れ、村人たちは無事に川を渡ることができました。

しかし、虹が消えると舟も消えてしまいました。村人たちは困り果てましたが、ある賢者が「虹が架かれば渡し舟が出てくる。渡し舟があれば虹が消える」という法則を見つけ出しました。

その後、村人たちは虹が出るのを待って舟に乗り、虹が消えると舟を降りることで、安全に川を渡れるようになりました。

キャラクター:

  • 村人: 川を渡る必要がある村人。
  • 賢者: 虹の渡し舟の法則を見出した賢人。

教訓:

この話は、自然が人間に恩恵をもたらし、人間の知恵と工夫があれば困難を乗り越えられることを教えています。また、自然の法則を尊重することが大切であることも示しています。

その他の詳細:

  • この話は、日本の民話「虹の橋」に基づいています。
  • 『まんが日本昔ばなし』のアニメ版では、この話が第103話として放送されました。
  • この話には、虹が架かることで人々の願いが叶うというモチーフも含まれています。